定額を払うことで対価がもらえるサブスプリクション型のサービス(通称:サブスク)がはやっていますが、ついにマンガでも始まりました。
定額で読み放題などの電子マンガなどはありましたが、今回取り上げている「タダ本」というサービスは、なんと毎月紙のマンガがもらえるサブスクです。
といった観点からタダ本を徹底的に検証していきます。
タダ本ってどんなサービス?

タダ本はネットオフ(ブックオフのインターネット版)が運営するサービスで、会費を払うことで毎月マンガがもらえるサブスク型のサービスです。
ネットオフには以下の特徴があります。
タダ本について詳しく説明していきます。
25万冊以上のマンガ・本から選べるサブスク型
タダ本は年会費5,800円を払うことで、ネットオフで取り扱っている110円以下のマンガ・本が月に15冊までタダで集められるサブスク型のサービスです。
「110円以下のマンガだけなんて数が少ないんじゃない…?」なんて思ってませんか?
取扱数はなんと25万冊を超えています。※2021年1月時点

もちろん扱っているのは売れ残りだけなんてこともありません。
人気作も無料対象
この手のサービスは古かったり人気のない作品ばかりなのでは?と思うかもしれませんが、タダ本は人気作まで無料の対象です。

これらのタイトルを含むマンガが月に15冊までもらえるので、古本屋さんなどでマンガを集めている人にとってメチャクチャお得です。
タダ本の料金はお得なの?
はっきりいってしまうと、タダ本は料金面でかなりお得です。
タダ本の料金体系とお得な理由について説明します。
タダ本の料金体系
タダ本は年間5,800円(月あたり483円)で110円以下のマンガを1ヶ月15冊まで無料で集められます。
5,800円で15冊×12ヶ月なので、年間で180冊のマンガを入手できることになります。
180冊で5,800円なので、1冊あたり32円とおそろしいほど激安です。
タダ本のマンガがお得な理由
タダ本のマンガがお得な理由として、古本であることが挙げられます。
ブックオフの110円コーナーに並んでるタイトルに近いイメージです。
その110円コーナーに並んでいるコミックがタダ本では一冊あたり32円になるので、ブックオフで買うよりもはるかにお得。
極端に状態が悪いなんてこともなく、ネットオフの通常の商品と同じ品質なのでその点も安心して大丈夫です。
タダ本はなんでこんなに安いのか考察
古本だからといって人気マンガなども含んでの1冊32円はさすがに破格ですが、これはサブスク型だからというのが理由ではないでしょうか。
会員になった人の100%が年間で最大の180冊きっかり頼むとは考えにくいです。
極端にいえば、はじめに1冊しか頼まずに1冊の単価が5,800円になっている人もいるかもしれません。
そのため全て利用した人は1冊あたり32円という破格で提供できるのだと思います。
タダ本で買ったマンガを転売で設けられるの?
タダ本がそこまでお得なら、タダ本で仕入れたマンガを転売をすると儲けることができるのではないか?という考えになりますよね。
結果からいうと、読み終わったマンガを売ったときに儲けられる可能性はあります。
ただし古本屋やブックオフなどで売る方法ではちょっと難しいかもしれません。
一部のコミックをのぞいて買取額が安いので。
そのためフリマサイトの「メルカリ」や「ラクマ」など、購入したい人に直接売ることができるサービスの方が販売価格が高くなることが多いです。
例えば超絶おもしろいワンパンマンであれば、1-10巻までは無料の対象なので1冊あたり32円で仕入れることができます。

※110円以下はタダ本対象
ワンパンマンはメルカリを見ると1-6巻セットで699円だったり、1.2巻だけで500円(ほぼ新品なのでちょっと違うかもですが)で売れていたりもします。


タダ本なら32円×6冊=192円で仕入れられるので、ちょっと儲かりますね。
- 知名度が高いためユーザーが多いため売れやすい
- 手数料が10%と高い
- 手数料が6%と安い
- ユーザーが少ないので売れにくい
一長一短なので使い分けても良いですが、両方で出品している人なんかもいます。
個人的には、使い方が簡単でポイントがもらえるキャンペーンも頻繁にやっているメルカリから始めてみるのがオススメです。
また、コミックは以下の条件をクリアすると高く売れる可能性があがります。
最新刊など以外は、単品よりもセット販売の方が一冊あたりの単価が高くても売れる可能性が上がります。
また、中古とはいえできれば状態が良いのが欲しいのは当然ですよね。
あとは人気作の方が買い手が多いので、状態が悪くなくてセットになっていれば多少割高でも売れることが多いです。

転売目的だけじゃなくて、読み終わった本マンガを買った値段より高く売れる可能性がるのはありがたいね!
タダ本の評判・口コミ
なかには欲しい本がないという口コミもありましたが、欲しいマンガを毎月集めたりとお得に使っている人が多かったです。
あと、ちょくちょくクーポンがもらえたり、アンケートに答えて月にもらえる本が増えるなんてキャンペーンもやっているので、うまく使えばさらにお得です。
タダ本のデメリット
タダ本で気になるポイントは4つあります。
これが気になる方は利用しないほうが良いかもしれません。
- 年会費は返ってこない
- 本が中古品
- 欠品がある
- 送料は別
退会しても年会費は返ってこない
タダ本は年払いとなっていて、会員になるときに年会費の5,800円を支払うことになりますが、途中で退会しても返金はありません。
このシステムのおかげで年間で最大180冊を使い切らない人も同じ額を支払うからこそ、最大で1冊32円と激安で購入できています。(多分)
とはいえ5,800円なので、最低でも60冊ほど頼めばブックオフで110円コーナーのマンガを買うのよりちょっとお得になりますし、それ以上使えばどんどんお得になっています。
毎月欲しいマンガを選ぶだけで家に届き手間もないので、5,800円でマンガを180冊購入できるサービスと考えておいたほうが良いかもしれませんね。
本が中古品
あまりに状態の悪いものはなくクリーニングもされていますが、あくまで中古品なので古本を受け入れられない人が利用するのはやめたほうが良いです。
個人的に立ち読みができる古本屋さんで売っているコミックはあまり書いたくないのですが、ネットオフではクリーニング後にあまり人が触っていない(多分ですが)綺麗な状態で届くので抵抗がありません。
在庫状況によって欠品がある
仕方ないことではありますが、在庫の状況によっては途中の巻が抜けていることなどがあります。
ただ、在庫が入ったらメールで教えてくれる通知機能がありますし、在庫は毎日更新されるので、抜けている巻を探し求めてブックオフを自転車で回るよりもカンタンに集めることができます。
超レアなタイトルなどは補充に時間がかかるかもしれませんが、人気作なんかだと在庫が入るのにそんなにかからないことが多いですよ。
送料は別
タダ本は年会費の他にマンガや本を頼んだ時に送料が別途発生します。
とはいえ通常は送料が440円と15冊で割ると一冊あたり29円ほどなので安いですが、これをさらに無料、もしくは激安にする方法があります。
タダ本の送料をお得にする方法
タダ本では通常の送料440円を、1冊あたり0円〜20円程度までお得にする方法があります。
送料を激安or無料にするには
タダ本では送料を割引できる方法があります。
3冊か6冊か9冊ちょうどの数で頼むと送料が150円になります。
これに加え、1,000円以上の買い物があれば送料無料です。
例:タダ本対象7冊+500円の本2冊の計9冊→送料無料
また、3,000円以上の買い物と一緒の場合は冊数にかかわらず送料無料です。

1,000円以上で送料無料になるのは3.6.9冊の購入時のみだから注意してね!
タダ本しか利用しない場合は、月に6冊と9冊で頼んで送料合計300円が最安になります。
タダ本は転売にしろ紙のマンガを集めるにしろ使うべき
ブックオフや古本屋さんでマンガを買う機会がある人は、タダ本を使ったほうがほとんどの場合お得になると思います。
タダ本よりも古本のマンガを安く買う方法を知りません。
月に15冊までと上限はあるものの、1冊32円は使わないとさすがに損なレベルなので、転売にしろ集めるにしろ紙のマンガを購入する人はまず使うべきサービスです。