全国書店員が選んだオススメコミック2011.2012にランクインしている三味線マンガ、『ましろのおと』のあらすじとネタバレ含む感想です。
高校生の心情がリアルに描かれていてとてもグッとくる、そんなマンガのご紹介です。
ましろのおと
作者 | ジャンル |
---|---|
羅川心里茂 | 音楽 |
単行本刊数 | 掲載誌 |
既刊19巻 | 月刊少年マガジン |
連載期間 | 出版社 |
2010年- | 講談社 |
こんな気分の時に読みたい漫画
[char no=”1″ char=”電紙くん”]高校生がもがき苦しみながらも、自分だけの音を探す姿に感動するよ![/char]
あらすじ
あらすじには1巻程度のネタバレを含む場合があります。ご注意ください。
青森で津軽三味線奏者の祖父の元、三味線とともに育った高校生の澤村雪(さわむらせつ)。
祖父がなくなり「自分の音を無くした」雪は、東京に上京する。
引用元:©︎ましろのおと(月刊少年マガジン)
行くあてもなく上京したものの都会の光に酔って倒れ、チンピラに絡まれたところを偶然通りかかったグラビアアイドルの卵、立樹ユナ(たちきゆな)に助けられる。
気を失った雪が目覚めると、そこはユナの自宅だった。
上京した経緯を話したところ、雪の『からっぽ』『何もない』という言葉に自分を重ねたユナは、「やりたい事と行く場所を見つけるまでここにいて」と提案する。
引用元:©︎ましろのおと(月刊少年マガジン)
雪がユナの家に一人でいると、ユナの彼氏のタケトが現れる。
挨拶もそこそこに、タケトのバンド「ピンク・パンク・ガジェット」のメンバーと居酒屋での打ち合わせに雪も同席することに。
そこにはユナの姿も。
ユナはタケトの才能を信じてバックアップを惜しまないものの、ユナにスタジオを借りるお金を無心するタケトに納得のいかない雪は、タケトと口論になる。
引用元:©︎ましろのおと(月刊少年マガジン)
祖父の死に際の言葉、『じっちゃが死んだら、自分がみっともない音を出してるって気づくまで弾くな』という言葉を守っていた雪だが、感情の高ぶりからとうとう我慢ができなくなり、ついに三味線を弾く。
それを影で聞いていたユナは雪の優しい音にふれ、「頑張ろう」と決意する。
心機一転頑張ろうとしたユナであったが、仕事では「このままではうまくいなかい」と言われ、さらにはタケトの浮気を目撃して心が折れ、雪の眩しさを直視できなくなり『出て行って』と告げる。
引用元:©︎ましろのおと(月刊少年マガジン)
ユナに着拒をされ、連絡がとれず探し回るタケトに遭遇した雪は、ピンク・パンク・ガジェットのライブ会場まで連れられていく。
『俺とユナは夢に向かって一緒に頑張ってたんだぞ!』と言うタケトに、雪は『あんたは頑張ってない、図に乗ってんだ』と答える。
逆上したタケトは雪を殴り倒し、腕を折ると脅した写メを撮りユナを呼び出す。
しかし颯爽と現れたユナにやられたタケトは、『ライブになんて出てやらねー!!』といじける。
ユナは雪に『巻き込んでごめんね』と言う。雪は『初めて会った時みたいだ』と答える。ユナはさらに続ける、『雪くん、ごめん、もう一つ巻き込まれて』。
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・
次の瞬間、ステージには三味線を持った雪の姿が・・・
引用元:©︎ましろのおと(月刊少年マガジン)
自分の音を探す雪の物語が、今、ここから始まる。
感想
漫画なので当然ながら音は伝わってこないはずですが、読んでいると不思議なことに音が聞こえてきます。
そして登場人物たちの気持ちが伝わってきて心が震えます。
雪の人間だからこそ思う負の感情だったり、葛藤にすごく感情移入してしまう、そんな漫画です。
三味線の演奏シーンは圧巻です!
ネタバレ含む感想
これを書くにあたり1巻を読み返してみましたが、タケトって結構なクソヤローでしたね。笑
いいヤツになっていたので忘れていました。
単行本ではグループを組んで全国ツアーを回っているところですが、これからどうなっていくのか楽しみです。
個人的に田沼総一のキャラが大好きです。
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